【図解】Visual Studio CodeのインストールからC++によるHello Worldまで(Windows編)

2020-03-13ITWindows,VisualStudioCode,C++,図解,環境構築,IDE

Visual Studio Codeは、Microsoftが提供しているフリーのエディターで、Windows、Mac、Linux問わず使用できます。機能は少ないですが、わかりやすく、見やすいのですごく重宝します。

このページでは、Windows10にVisual Studio Codeをインストールする方法とC++によるコンパイルおよび、実行環境の構築、Hello World!を表示させるまでを図解で解説していきます。

※今回インストールした環境は、Windows10(64bit-ver:1903)、ディスク空き容量53.4GBです。ソフトはVisual Studio Code(ver:1.42.1)、mingw-get(ver:0.6.3-pre-20170905-1)

全て最新バージョンで確認済み(2020/03/12現在)

Visual Studio Codeとは

Visual Studio CodeはMicrosoftが2015年にリリースしたソースコードエディタです。

デバッグ、Gitクライアントの統合、シンタックスハイライト、インテリセンス、スニペット、リファクタリングなどの機能を持っています。また、カスタマイズもでき、豊富な拡張機能が公開されており、非常に便利なエディタです。

対応言語はC言語、C++、Go、Java、Objective-C、Python、Rubyなど様々です。

Visual Studio CodeとGCCコンパイラのインストール

インストールに必要なもの

Windows PC(Windows10推奨)
ディスク空き容量1.5GB以上(筆者環境)

Visual Studio Codeインストール

準備が整ったら早速、Visual Studio Codeをインストールしましょう。

①「Visual Studio Code」のインストーラのダウンロード

Visual Studio Code公式サイト(←クリック)に移動します。

以下のページに飛ぶと思うので、「Download for Windows」をクリックしてください。
クリックしても保存されない人はこちらをクリックしてください。

Visual Studio Codeのダウンロード

Firefoxを使用している人で以下の警告ダイアログが出てきた場合は、「ファイルを保存」をクリックします。

Firefox使用時のVSCodeダウンロード警告

②「Visual Studio Code」のインストール

「タスクバー」の「エクスプローラー」を起動します。

Windowsのエクスプローラーの場所

サイドバー内PCの「ダウンロード」をクリックします。

ダウンロードフォルダーの選択

VSCodeUserSetup-x64-1.43.0.exe」をダブルクリックします。
※1.43.0などのバージョン情報は各自の環境で読み替えてください。

VSCodeUserSetup-x64-1.43.0.exeをダブルクリック

インストーラーが起動したら「同意する」を選択して「次へ」をクリックします。

「同意する」をクリック後「次へ」をクリック

インストール先を指定する設定です。
特にいじる必要はないので、何もせず「次へ」をクリックします。

「インストール先の指定」は何もせず「次へ」をクリック

プログラムグループを指定する設定です。
特にいじる必要はないので、何もせず「次へ」をクリックします。

「プログラムグループの指定」は何もせず「次へ」をクリック

実行する追加タスクを選択します。
デスクトップアイコンを作成する」にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。

「追加タスクの選択」では、「デスクトップ上にアイコンを作成する」にチェックを入れ「次へ」をクリック

Visual Studio Codeをインストールする準備ができました。
インストール」をクリックします。

インストール準備が完了したので「インストール」をクリック

インストール中の様子は以下の通りです。気長に待ちましょう。

インストール状況

インストールが完了すると以下の画面に変わります。
完了」をクリックします。

インストールの完了「完了」をクリック

GCCコンパイラのインストール

自分の書いたプログラムを機械が理解できるか、文法が間違っていないか、などの確認はコンパイラが行ってくれます。

Windows10の「Visual Studio Code」ではMinGWというソフトを使用してコンパイラを導入します。

①「MinGW」のインストーラーのダウンロード

MinGWの公式サイト(←クリック)に移動します。

以下のページに飛んだら、「mingw-get-setup.exe」をクリックしてダウンロードします。
クリックしても保存されない人はこちらをクリックしてください。

※私の場合(2020/03/12現在)では「mingw-get-setup.exe(Date: 2017-09-06,Size: 91.00KB)」でした。

MinGWのダウンロード先

Firefoxを使用している人で以下の警告ダイアログが出てきた場合は、「ファイルを保存」をクリックします。

Firefoxのダウンロード確認画面

②「MinGW」のインストール

「タスクバー」の「エクスプローラー」を起動します。

Windowsのエクスプローラーの場所

サイドバー内PCの「ダウンロード」をクリックします。

ダウンロードフォルダーの選択

mingw-get-setup.exe」をダブルクリックします。

minnow-get-setyp.exeをダブルクリック

MinGWのインストーラーが起動し以下の画面が現れたら、「Install」をクリックします。

MinGWのインストーラーが起動後「インストール」をクリック

インストールの設定です。
特に設定する項目はなくデフォルトで構わないので、「Continue」をクリックします。

何も変更せずに「Continue」をクリック

インストールが始まります。インストール中は以下の画面が表示されます。

MinGWのインストール中の画面

インストールが終了して、以下の画面になるまで気長に待ちましょう。

以下の画面のようにゲージが全て緑になり、「100%」と表示されていることが確認できたら「Continue」をクリックします。

MinGWのインストール完了

「GCCコンパイラ」のインストール

正常に「MinGW」のインストールが完了したら以下の画面が立ち上がるはずです。

MinGWの初回起動画面

mingw32-base-bin」を右クリックして、「Mark for Installation」をクリックします。

「mingw32-base-bin」を右クリック後「Mark for Installation」をクリック

同じように「mingw32-gcc-g++-bin」を右クリックして、「Mark for Installation」をクリックします。

「mingw32-gcc-g++-bin」を右クリック後「Mark for Installation」をクリック

以下の画像のように「mingw32-base-bin」および「mingw32-gcc-g++-bin」の左側のチェックボックスに黄色の矢印が追加されていることを確認します。続いて「Installation」タブをクリックして「Apply Changes」をクリックします。

Installation」タブをクリック後「Apply Changes」をクリック

以下の画面が現れたら、「Apply」をクリックします。

「Apply」をクリック

ダウンロードおよびインストールが始まるので、終わるまで気長に待ちましょう。

ダウンロードおよびインストール中は以下の画像のような画面が現れると思います。

gccライブラリのインストール中画面

インストール全てが完了すると以下の画面が現れます。「All Changes were applied successfully」と表示されていることを確認し、「Close」をクリックします。

「All changes were applied successfully」の表示確認後「Close」をクリック

以下の画面のように、「mingw32-base-bin」および「mingw32-gcc-g++-bin」の左側のチェックボックスが緑になっていればインストール完了です。

MinGWの画面を閉じましょう。

「mingw32-base-bin」「mingw32-gcc-g++-bin」の横に緑のチェックが入っていることを確認し画面を閉じる

③「MinGW」の環境変数設定

Windowsで「MinGW」のコンパイラを使えるようにシステム環境変数に登録していきます。

まず、Windowsマークを右クリックし、「システム」をクリックします。

「Windowsマーク」を右クリック後「システム」をクリック

「バージョン情報」ページが開いたら、「関連設定」項目内の「システム情報」をクリックします。

「システム情報」をクリック

「コンピュータの基本的な情報の表示」画面が表示されたら、「システムの詳細設定」をクリックします。

「システムの詳細設定」をクリック

「システムのプロパティ」画面が表示されたら、「環境変数」をクリックします。

「環境変数」をクリック

「システム環境変数」内の「Path」をクリックして選択した後、「編集」をクリックします。

「Path」を選択後「編集」をクリック

「環境変数名の編集」画面が表示されたら、「新規」をクリックします。

「新規」をクリック

一番したの行が青く選択された状態になったら、「参照」をクリックします。

「参照」をクリック

PC」→「ローカルディスク(C:)」→「MinGW」→「bin」の順番でクリックして選択していきます。最後に「OK」をクリックしてください。

「PC」→「ローカルディスク(C:)」→「MinGW」→「bin」を選択後「OK」をクリック

環境変数名の一覧末行に「C:MinGW\bin」が追加されたことを確認後に「OK」をクリックします。

末行の「C:MinGW¥bin」を確認後「OK」をクリック

その他開かれているウィンドウは閉じていただいて構いません。

以上で、「MinGW」の環境変数設定は終わりです。

④「MinGW」のインストール確認

「MinGW」が正常にインストールされたかを確認しましょう。

「Windowsマーク」の横にある検索バーに「cm」と入力後、「コマンドプロンプト」をクリックします。

検索窓に「cm」と入力後「コマンドプロンプト」をクリック

コマンドプロンプトが開いたら以下の画像のような画面が表示されます。

コマンドプロンプト起動画面

「>」マークの後ろに

と入力後「Enter↩︎」を押します。

gcc -v:gccというコンパイラのバージョンを表示するコマンドです。

「gcc -v」と入力後「Enter↩︎」を押す

「Enter↩︎」を押したら、ずらずらと情報が画面に表示されますが、慌てなくて大丈夫です。

最終行(C:Users\ユーザー名>)の一つ上の行にgcc version 9.2.0 (MinGW.org GCC Build-20200227-1)と出力されていれば問題ないです。

versionは各自の環境で違いますので、筆者の結果は参考程度に確認お願いします。

「gcc -v」の実行結果

以上で、MinGWのインストールから確認までの手順は終了です。

Visual Studio Codeの初期設定とC++でHello World!

もう少しで、Visual Studio Codeを使う準備は整います。プログラムを書いて実行するまでに必要な初期設定とC++でHello World!を表示させるプログラムを書いて実行してみます。

Visual Studio Codeの初期設定

ここからは、Visual Studio Codeを使いやすくする設定です。今回は、日本語環境の設定とC++の環境を整えていきます。

Visual Studio Codeが起動すると以下の画像のような画面が表示されます。

Visual Studio Code起動画面

拡張機能導入することによってVisual Studio Codeを日本語化したり、C++を使いやすくしたりすることができます。

①拡張機能「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」の導入

まずは、Visual Studio Codeを日本語化していきます。

  1. 左のアイコン一覧の一番下にある四角いアイコンをクリックします
  2. 上の方にある検索窓に「Japanese」と入力します
  3. 検索結果一覧の「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」をクリックします
  4. 緑の「Install」をクリックします
アイコン一覧の一番下の四角いアイコンをクリック→検索窓に「Japanese」と入力→「Japanese language Pack for Visual Studio Code」をクリック→「Install」をクリック

右下に通知ウインドウが出てくるので「Restart Now」をクリックして、Visual Studio Codeを再起動します。

「Restart Now」をクリック

再起動後に以下の画像のようにVisual Studio Codeが日本語化しているのを確認してください。

再起動後に日本語化しているか確認

②拡張機能「C/C++」の導入

続いて、C++の環境を使いやすくする拡張機能を導入します。

この「C/C++」拡張機能ではC言語やC++記述時に文法ミスの指摘や補完機能が追加されます。

アイコン一覧の一番下にある拡張機能アイコンをクリックします。

  1. 検索窓に「c++」と入力します
  2. 検索結果一覧内の「C/C++」をクリックします
  3. 緑の「Install」をクリックします
検索窓に「c++」と入力→「C/C++ 」をクリック→「Install」をクリック

インストールが完了すると以下の画像のように画面表示が変わります。

拡張機能「C/C++」のインストール完了画面

以上で基本的な拡張機能のインストールは終了です。

C++でHello World!

最後にC++を用いてhello world!とVisual Studio Code上に表示するプログラムを作って動かして見ましょう!

①ファイルの作成

左上の「ファイル」をクリック後、「新規ファイル」をクリックして、新しいファイルを作成します。

「ファイル」クリック後「新規ファイル」をクリック

続いて、今作ったファイルを保存します。

左上の「ファイル」をクリック後、「名前をつけて保存」をクリックしましょう。

「ファイル」をクリック後「名前をつけて保存」をクリック

保存場所はデスクトップ内のc++講座という新規フォルダを指定しましょう。

  1. PC」をクリック
  2. デスクトップ」をクリック
  3. 新しいフォルダ」をクリック
  4. c++講座」に名前を変更

(※慣れている方は上記に従う必要はありません。)

「PC」→「デスクトップ」→「新しいフォルダ」→「c++講座」に名前を変更

続いて、今作成した「c++講座」を選択します。

c++講座」をダブルクリックしてください。

「c++講座」をダブルクリック

ファイル名を決めて、C++のファイル形式で保存します。

ファイル名に「hello」と入力し、ファイルの種類の「プレーンテキスト(*.txt;*.gitignore)」をクリックし、「C++(*.cpp;*.cc;*.cxx;*.c++:*.hpp;*.hh;*.hxx;*.h;*.ii;*.ino)」をクリックします。

ファイル名に「hello」と入力し、ファイルの種類の「プレーンテキスト」をクリックし、「C++」をクリック

最後にファイルを保存しましょう。

保存」をクリックしてください。

「保存」をクリック

以上で、やっとプログラムを書く準備ができました。

以下の画像のような画面になっていると思います。

ファイルの作成終了

②プログラム作成

Hello World!と表示するプログラムを書いて見ましょう。ソースコードは以下の通りです。

ソースコードの解説に関しては「【図解】XcodeのインストールからC言語によるhello world!まで」をお読みください。

プログラムの保存ですが、Visual Studio Codeは自動保存されるので、気にしなくて大丈夫です。

Hello World!のプログラムをVisual Studio Codeに打ち込んだら以下の画像のようになります。

Hello World!入力後のVisual Studio Codeの画面

③プログラムの実行

プログラムをターミナルから実行していきます。

上部の「ターミナル」をクリックし、「新しいターミナル」をクリックします。

「ターミナル」→「新しいターミナル」をクリック

下の方に出てくるターミナルの

の横に以下のコマンドを打ち込み、「Enter↩︎」を押します。

このコマンドはデスクトップフォルダに移動するというコマンドです。

cdが「Change Directory」のことです。

cdの後にスペースを入れて「De」と入力後に「Tabキー」を入力すると「Desktop」と補完してくれます。

入力後の画面は以下の画像の通りです。

「cd .\Desktop\」と入力後Enter↩︎

次に先ほど作成したデスクトップ内にある「c++講座」フォルダに移動します。

ターミナルに以下のコマンドを打ち込んだ後、「Enter↩︎」を押してください。

入力後の画面は以下の画像の通りです。

「cd .\c++講座\」と入力後「Enter↩︎」を押す

続いて「MinGW」を用いたコンパイルを行います。

ターミナルに以下のコマンドを打ち込んだ後、「Enter↩︎」を押してください。

gcc -o 結果ファイル名 コンパイル元ファイル名

上記のコマンドはコンパイル元ファイルをコンパイル後に結果ファイル名として出力します。という意味です。

つまり、「hello.cpp」ファイルをコンパイル後に「program」というファイル名で出力します。

コマンド実行後の画面は以下の画像の通りです。

「gcc -o program .\hello.cpp」と入力後「Enter↩︎」を押す

最後にコンパイルしたプログラムを実行します。

ターミナルに以下のコマンドを打ち込んだ後、「Enter↩︎」を押してください。

「Enter↩︎」を押した後、ターミナルに「Hello World!」と以下の画像のように表示されればプログラムが正常に実行されています。

./実行ファイル名(コンパイルの結果ファイル名)

上記のコマンドで実行ファイル(コンパイルの結果ファイル名)を実行することができます。

「Hello World!」実行結果

もし動いていない方がいたら、C++でHello World!からもう一度見直してください。

最後に私が実行した際のターミナルのログを参考として置いておきます。全く同じになるかはわかりませんが、同じような結果が表示されれば大丈夫です。

これでVisual Studio Codeの初期設定〜Hello World!全ての工程が終わりました。お疲れ様でした。

printfの""の間に他の文字を入れて出力させても面白いと思います。ぜひ試してみてください。